2017年 06月 04日
【フォッサマグナミュージアム】②:そもそもフォッサマグナって?「化石の谷」では約3億年前の化石採集も♪ (Fossa Magna Museum in Itoigawa, Niigata Pref.)
中でも私が強い興味を持ったのは「第3展示室 誕生日本列島」。部屋の中央にはこんな風に、200インチもの一体型巨大スクリーンがあるのです!
(ぶ、ぶれた……)
そろそろ「フォッサマグナ」とは何かについて、書きましょうか。
フォッサマグナ(Fossa Magna)はラテン語で「大きな溝」という意味。上のジオパルの記事で少し触れましたが、今から約1,500万年前に日本列島が折れた時の裂け目なのです。
そもそも日本列島は約2,000万年前までアジア大陸の一部でした。その後、火山活動によって列島は大陸から離れ、その割れ目が日本海に。そして、約1,500万年前には今度は列島が折れ曲がり、真っぷたつに裂けました。その裂け目、フォッサマグナに新しい地層がたまり、今の地形ができあがったのです。
糸魚川はというと、フォッサマグナの西縁に位置しています。上の展示を見ると分かるように、古い地層と新しい地層(フォッサマグナ)の境目にあるのですね。ちなみに、古い地層は約1~3億年前の岩石で、ここからたくさんの化石が見つかっています。そして、実はここ、フォッサマグナミュージアムでも、約3億年前の化石を採集できるのです!
お天気がいいと、石に光が反射して見えにくいので、表面をくまなく、よーく見る必要がありますし、ハンマーも最初は力の入れ具合がよく分かりませんでした。でも、慣れてくるとなかなか夢中になれる。親子で来ても楽しめそうです。
ちなみに、採集した化石は、1人5個までならミュージアムの学芸員が無料で同定してくれますよ。少しなら持って帰ることも可能なので、新聞紙やビニール袋など石を包める物を持参すると◎。いいお土産になりますよ♪
このまま紐を通してネックレスにしてしまいたいくらい綺麗な蛍石。
by neko_fukurou
| 2017-06-04 01:16
| 旅:新潟県