2017年 04月 28日
単なる移動手段にするのはもったいない!千葉と神奈川を結ぶ【東京湾フェリー】(Onboard the Tokyo-wan Ferry)
東京湾って突っ切れるんだ!と初めて知ったのは、先日、千葉県鴨川市を取材したとき。帰りに東京湾フェリーに乗った際、たったの35~40分で千葉県富津市にある金谷港と、神奈川県横須賀市にある久里浜港間を行き来できるということに衝撃を受けました。「そっか、千葉と神奈川って意外と近いんだな」と、改めて地図を見ると、その距離は11.5キロとのこと。そうだったんだ……。
ちなみに、その時は夕方だったので、このような、なかなか幻想的な写真が撮れました。
次に乗船したのは4月中旬、東京湾フェリー様のご案内で千葉県鋸南町と富津市の境に位置する鋸山を取材したときです。集合は朝9時、京急久里浜駅の近くにある「東京湾フェリーゆき」のバス乗り場。朝5時起きで三鷹駅を出発し、約2時間かけて久里浜に到着しました。私の記憶が定かなら、人生初の久里浜駅!
改札を出て右手に行くと、バス乗り場の地図がありました。
乗り場の場所を確認して改札に戻り、今度は反対方向に進むと、こちらの看板を見つけました。
階段を下りたところに、フェリーターミナル行きのバス乗り場がありました。ここで本日取材をご一緒させていただく方々(一般社団法人プレスマンユニオンの皆さま、韓国語の翻訳者の方)にご挨拶し、わりとすぐに来たバスに乗り込みます。
約10分でフェリーターミナルに到着。もっと離れないと、建物の全体が写らない……汗
ターミナルの中には、ショップ&フードコート「コーラル」があり、どちらも朝5時半から営業しているとのこと。乗船の時間が迫っていたので立ち寄れませんでしたが、名物「よこすか海軍カレー」(サラダと牛乳がついて800円)や「三崎まぐろの中落ち丼」(お味噌汁、香の物つきで950円)が食べられるそうです。ちなみに、海軍カレーは「よこすか海軍カレー 五原則」によると、必ずサラダと牛乳をセットにして提供することが海軍カレーと名乗れる条件だとか。
乗船券はこちらの窓口で購入します。車やバイクなど乗り物と一緒に乗船する場合と、徒歩(人間のみ)で乗船する場合とで料金が違いますが、このように表になっていて分かりやすい。そばには自販機、そして充電器も。
乗船通路を通って、9時25分発のフェリーに乗り込みます。海の上を歩いていると、船に乗る実感がだんだんとわいてきました。
東京湾フェリーは2隻の船を所有しており、今回はそのうちの一つ、「しらはま丸」に乗船しました。平成元年に就航したわりと新しい船で、定員が580人とのこと。広々とした客室にはシャンデリアがあって、なかなか豪華な雰囲気です。
せっかくなので、単に座るのではなく、船内散策に出かけました。客室から売店へ向かう途中にモニターを発見。てっきり画像を流しているだけだろうと思ったら、なんとタッチスクリーンでした。LAUMIという三浦半島観光サイトが設けたスクリーンで、フェリーターミナル周辺の見どころやレストランなど、いろいろな情報が載っています。英語や韓国語にも翻訳されていましたよ。
売店では、コーヒーなどの飲み物の他、海軍カレーのレトルトやお菓子、ぬいぐるみなどが売られていました。
客室を出て甲板へ向かいます。あいにくの曇り空。東京湾フェリーが所有するもう一隻の船、かなや丸とすれ違いました。
甲板も広々としていて、ところどころにテーブルと椅子が置かれています。天気のいい日は売店でコーヒーとパンを買って、ここで食べたら気持ちがよさそうですね。
これも営業部の方とお話しして知ったのですが、東京湾フェリーの船上では年間を通してさまざまなイベントを開催しているそう。もっとも盛り上がるのが7~8月の「サンセットクルーズ」で、飲み放題に食べ放題、フラダンスショーまで楽しめると聞いて、ちょっと興味を持ちました。「ゆかたデー」なるものもあって、浴衣着用の女性は飲み放題の料金が半額になるとか。この機会に、まだ一回も袖を通していない浴衣を引っ張り出してみようかしら。
そして現在申し込み募集中のイベントはこちら、5月14日(日)開催の「東京湾周遊60周年特別クルーズ」。通常の航路とは異なり、羽田空港沖や東京湾アクアライン「海ほたるパーキングエリア」などをまわるそうです。海の上から空港や離着陸する飛行機を見る、ってなかなかできない体験だから、それだけで乗ってみたくなりました。
久里浜…TEL:046-835-8855/神奈川県横須賀市久里浜8-17-20
金谷…TEL:0439-69-2111/千葉県富津市金谷4303
http://www.tokyowanferry.com/
by neko_fukurou
| 2017-04-28 02:21
| 千葉県